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身延に遺る作品 |
みのぶにのこるさくひん |
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屋敷(やしき)地区にある永寿庵(えいじゅあん)は、身延町道(みち)にある 五智如来像は、昭和43年に県の文化財に指定され、それを機に保存のために別の場所に移されました。 現在は、木喰さんの生家に造られた木喰記念館にあります。
五智というのは、 「大円鏡智(だいえんきょうち)」 「平等性智(びょうどうしょうち)」 「妙観察智(みょうかんざつち)」 「成所作智(じょうしょさち)」 の「四智(しち)」に、四智の根本であるところの 「法界体性智(ほっかいたいしょうち)」 を加えたものをのことです。 その五智を、それぞれの如来に充(あ)てたものが五智如来で、 大日(だいにち=法界体性智) 阿閦(あしゅく=大円鏡智) 宝生(ほうしょう=平等性智) 阿弥陀(あみだ=妙観察智) 不空成就(ふくうじょうじゅ=成所作智) のことをいいます。 不空成就は釈迦(しゃか)と同一視されることもあり、木喰さんの五智如来でも、釈迦如来としています。 永寿庵の五智如来は、寛政12(1800)年11月より造り始められ、その年の暮ごろに 永寿庵は、『甲斐百八霊場』(テレビ山梨が開局10周年を記念して昭和55年に選定した県内109の寺院)のひとつに選ばれています。 →『甲斐百八霊場』(山梨新報社WEBサイト内) |