下山大工太子講定メ書写 文化5年(1808) 6/10

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【解読文】

一普請細工絵図注文書致置候處之元方世巴人
 江□□注文セリ下ヶ右注文人江手入ヶ間敷義
 決而致間敷候事
一普請受負仕手衆相頼作料取方より受取仕手
 之もの江勘定及延引ニ候義致間敷候
一杣材木屋請負素人注文ニ而請負置候普請
 致間敷事
一弟子取之儀者拾ヶ年季相定年明隙取此者
 弟子取者三ヶ年目ニ師匠方江断身元相□取
 可申候事
【読み下し文】

一普請細工絵図注文書致し置き候処の元方世話人
 へ□□注文せり下げ右注文人へ手入れがましき義
 決して致しまじく候事
一普請受負い仕手衆相頼む作料取方より受取り仕手
 のものへ勘定延引に及び候義致すまじく候
一杣材木屋請負い素人注文にて請負い置き候普請
 致すまじき事
一弟子取りの儀は十ヶ年季相定め年明け隙取るこの者
 弟子取りは三ヶ年目に師匠方へ断り身元相□取り
 申すべ可く候事

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