【地区】
 旧身延町 身延地区
【ジャンル】
 人物譚
【キーワード】
 日蓮聖人
 杖立伝説
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【出典】 『身延町誌』 (身延町誌編集委員会 1970) |
うば清水
うばしみず
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日蓮聖人(にちれんしょうにん)が身延山(みのぶさん)へお着きになり、堂宇(どうう)を建築されるまでの一ヵ月間、甲州(こうしゅう)を御巡錫(ごじゅんしゃく)なさったことがあった。その折(おり)、渇(かわ)きを覚えて、一軒(けん)の農家に水を求められた。農家のうばは、はるばる谷を下って水を汲(く)んできて聖人に奉(たてまつ)った。
聖人はそれを御覧(ごらん)になって、哀(あわ)れに思われ、持っていた杉(すぎ)の杖(つえ)をもって地面を掘(ほ)られた。するとその杖の先から清水(しみず)が湧(わ)き出した。
それが現在の姥清水(うばしみず)と呼ばれる冷たい清い水であるという。また、身延町元町(もとまち)、波木井(はきい)にも、これと同じいわれの井戸(いど)が残っている。
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