下山大工太子講定メ書写 文化5年(1808) 9/10

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【解読文】

 …ども弟子取弟子分たりとも致間敷事
一細工場世話人常宿主等江失礼無之様随
 分可心がけ事
一仲間同違聊有之候ハバ太子講会合之節双
 方其趣意聞届ヶ取済組合為致可申候
 若理合聞不入職行ニ障り渡世相損難
 相成是非なく御出訴ニも及候ハバ利合真当
 之方江入用仲間一統ニ相懸り出金可致事
一毎年太子講不参無之様出会可致事

【読み下し文】

 …ども弟子取弟子分たりとも致まじき事
一細工場世話人常宿主等へ失礼これ無き様随
 分心がけ可き事
一仲間同違聊これ有り候はば太子講会合の節双
 方その趣意聞き届け取り済し組合致させ申す可く候
 若し理合聞き入れず職行に障り渡世相損い
 相成り難く是非なく御出訴にも及び候はば利合真当
 の方へ入用仲間一統に相懸り出金致す可き事
一毎年太子講不参これ無き様出会致す可き事

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