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【解読文】 一年丈候而大工職習度相頼十ヶ年為勤候而者身 持後り候義ニ而無拠年季内ニ而隙取候もの者 実子之巳弟子取致間敷事 一当国之儀ハ百姓大工ニ候間耕作大切ニ仕勤弟子 之ものニ茂其趣心得可申候事 一衣類之義ハ木綿地布片面染山鳥等ニ而相勤 可申候勿論手斧初メ棟祭り之式ハ格別之事 一酒色耽及喧嘩口論ニ候儀無之様急度相慎 可申候事 一細工普請ニ付元方理不尽之義申かけ職法… |
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【読み下し文】 一年丈け候て大工職習い度相頼み十ヶ年勤めさせ候ては身 持後り候義にて拠無く年季内にて隙取り候ものは 実子のみ弟子取り致すまじき事 一当国の儀は百姓大工に候間耕作大切に勤め仕る弟子 のものにもその趣心得申す可く候事 一衣類の義は木綿地布片面染め山鳥等にて相勤め 申す可く候勿論手斧初め棟祭りの式は格別の事 一酒色に耽け喧嘩口論に及び候儀これ無き様急度相慎み 申す可く候事 一細工普請に付き元方理不尽の義申しかけ職法… |