仕来を相振義定違変押掠軒別出入 文政14年(1817) 3/8

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【解読文】

 右訴訟人奉願上候趣者下山村之儀前書之通八町ニ
 □□□□候間氏神祭礼陽気祭風祭り道祖神
 祭礼等ニ至迄町々致別格ニ来候得共
 穴山八幡宮之儀者従往古惣村鎮守ニ致勧請来
 候祭礼並修覆等村惣懸ニ而慥成世話人も無之候故
 修理破損等出来之節も一烈相談ヶ間敷儀容易ニ
 難相成候ニ付八町熟談之上を以村会所相定メ村内
 町順之儀も大庭町本町中町新町荒町竹下町
 番匠小路山ひたいと取究メ村会所義定帳江茂委
 敷記し置候而例年七月十四日ニ者右会所江帳面順ニ致
 出席不依何事ニ村相談いたし候猶又 八幡宮
 祭礼之儀者依前々毎年七月十七日祭礼定日ニ
 付致相撲興行来候去未年宮殿再営出来
 仕候ニ付村中相談之上町々之者共村会所江致出席夫
【読み下し文】

 右訴訟人願い上下奉り候趣は下山村の儀前書の通り八町に
 □□□□□□氏神祭礼陽気祭風祭り道祖神
 祭礼等に至る迄町々別格に致し来たり候えども
 穴山八幡宮の儀は往古従り惣村鎮守に勧請致し来たり
 候祭礼並びに修覆等村惣懸にて慥成る世話人もこれ無く候故
 修理破損等出来の節も一烈相談が間敷儀容易に
 相成り難く候に付き八町熟談の上を以て村会所相定め村内
 町順の儀も大庭町本町中町新町荒町竹下町
 番匠小路山ひたいと取究め村会所義定帳江も委
 敷く記し置き候て例年七月十四日には右会所へ帳面順に
 出席致し何事に依らず村相談いたし候猶又 八幡宮
 祭礼の儀は前々より毎年七月十七日祭礼定日に
 付き相撲興行致し来たり候去る未年宮殿再営出来
 仕り候に付き村中相談の上町々の者共村会所へ出席いたし夫

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