家作引請一札之事 天保14年(1843)


【解読文】

    家作引請一札之事
一三間ニ四間見世土蔵壱ヶ所並尾垂弐ヶ所
一四間ニ五間家作壱ヶ所  並出シ之分不残
  右大工手間料引請但シ喰口諸色惣引請
    甲銀四百貫
    米五俵

右者貴殿土蔵並家作前書之通ニ而来辰ノ二月上旬
迠ニ木削切込等入念寸建者不及申かまち板敷等
不残尾垂出し等之屋根並土蔵泥板屋根類不残家作
屋根下地等迠不残引請申候處実正也然上者土蔵壁塗
家作屋根葺等之差支無之様急度日限之通仕立差上可申候
其節書面之手間料無相違御渡し可被下候為念一札
                   仍而如件

 天保十四年卯十一月廿八日
              川内八日市場
               引請人
                大工市兵衛(爪印)
              同村
               請証人
                  和 助(爪印)
        韮崎宿
           庄助殿
【読み下し文】

    家作引き請け一札之事
一、三間に四間見世土蔵一ヶ所並びに尾垂二ヶ所
一、四間に五間家作一ヶ所   並びに出しの分残らず
  右大工手間料引き請け但し喰口諸色惣引き請け
    甲銀四百貫
    米五俵

右は貴殿土蔵並びに家作前書の通りにて来る辰の二月上旬
迄に木削切込等念を入れ寸建は申すに及ばずかまち板敷等
残らず尾垂出し等の屋根並びに土蔵泥板屋根類残らず家作
屋根下地等迄残らず引き請け申す候処実正なり然る上は土蔵壁塗
家作屋根葺等の差支えこれ無き様急度日限の通り仕立差し上げ申す可く候
其の節書面の手間料相違無く御渡し下さるべく候念の為一札
                      仍て件の如し

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